解説2026/04/24
AVIF とは?次世代画像フォーマットの完全ガイド
AVIF は WebP や JPEG より小さく高画質な、次世代の画像形式。仕組みと対応状況、いつ使うべきかを分かりやすく解説します。
AVIF はブラウザの幅広いサポートを得た最新の画像形式で、旧来のフォーマットを大きく上回る圧縮効率が魅力です。「最近 .avif というファイルをよく見るけれど、これは何?」という方に向けて、要点を整理しました。
AVIF とは
AVIF は AV1 Image File Format の略で、Alliance for Open Media(Google・Apple・Mozilla・Netflix・Amazon などが参加)が策定した動画コーデック AV1 をベースにした画像形式です。
正式な標準化は 2019 年、ブラウザ側の広範な対応は 2022〜2023 年に達成されました。
AVIF と JPG・WebP の違い
AVIF の最大の利点は圧縮効率です。同じ視覚品質なら、AVIF のファイルは概ね次のサイズになります。
- JPEG より約 50% 軽量
- WebP より約 20% 軽量
つまり、画質を落とさずに表示速度と帯域コストを大きく改善できます。
| JPEG | WebP | AVIF | |
|---|---|---|---|
| 圧縮方式 | 非可逆 | 可逆 / 非可逆 | 可逆 / 非可逆 |
| 透過 | × | 〇 | 〇 |
| HDR 対応 | × | × | 〇 |
| ファイルサイズ(同画質) | 最大 | 中 | 最小 |
| ブラウザ対応 | 全環境 | 約 97% | 約 95% |
AVIF は完全 alpha 透過(PNG・WebP と同等)と HDR・広色域に対応しており、これらは JPEG では扱えません。
ブラウザ対応状況
2024 年時点で AVIF をサポートするブラウザ:
- Chrome 85 以降
- Firefox 93 以降
- Safari 16 以降
- Edge 121 以降
旧ブラウザ向けには、HTML の <picture> 要素で AVIF の後に JPEG / WebP のフォールバックを置くのが定番です:
<picture>
<source srcset="image.avif" type="image/avif">
<source srcset="image.webp" type="image/webp">
<img src="image.jpg" alt="...">
</picture>
AVIF を使うべき場面
AVIF が向くケース:
- Web サイトを構築・最適化中で、画像をできる限り軽量化したい
- ビルドパイプラインが AVIF を自動生成できる(Next.js、Astro、Cloudflare Images、各種 CDN が対応)
- 商品画像、ヒーロー画像、表示速度に直結する画像を配信している
JPG・WebP のままで良いケース:
- フォールバックを書かずに広く対応させたい
- メール、メッセージアプリ、AVIF 非対応ソフトを通じた共有が前提
- エンコード速度を優先したい(AVIF のエンコードは JPEG より大幅に遅い)
AVIF の相互変換
すべてブラウザ内で処理し、ファイルはアップロードされません:
- JPG → AVIF — 既存の写真を最新形式に
- PNG → AVIF — 可逆 AVIF でグラフィックを最適化
- AVIF → JPG — 互換性最優先で戻す
- AVIF → WebP — まだ AVIF を直接配信していないサイト向け